九月一日

二百十日で朝より鍬鎌止くわかまどめ

九月三日

父の里・大里（那須烏山市）へ行く

いとこの清君と解石神社を参詣

大里より帰宅

九月六日

弥五郎山に馬草、午後は俵編み

九月七日

俵編み
午後、天気祭りでコト、
新しいバリカンで末さんと互いに散髪

九月八日

馬草、午後は垣根を作り菜種をまく

九月九日

中島の田の手入れ、泥が深くて大変だ

旧八月一五日　桜野八幡宮の祭礼
午後は祭礼に行き、相撲を見物
夜、上野で火事、多くの人が走り行く

二百二十日でコトビ、
馬場に芝居を見に行く　義経千本桜

九月一二日

眠気がまんして俵編み
煙草のし作業始まる　

九月一三日

今日も雨で終日俵編み

九月一四日

俵編み九枚、明日は休みだ

九月一五日

狭間田上組は休み、
鎮守に集まりお日待

九月一六日

蕎麦そばのカタギリ　田のヒエ抜き

九月一七日

末さんと俵編み、午後は田のヒエ抜き

九月一八日

大豆を干し、打つ、収穫は五斗余り

九月一九日

煙草のし、俵編み、姉が帰省

九月二〇日

社日しゃにちで一日休み

九月二一日

田でカゴ草、畑の耕起作業

九月二二日

末君と雑談しながら俵編み

九月二三日

末さんと弥五郎山で馬草
彼岸の中日、午後は衛生講習会のためコト
夜は衛生幻灯会

九月二四日

鍬くわを担いで畑掘りに行く　

九月二五日

午前は俵編み、午後は父と煙草もぎ

九月二六日

鎮守の拝殿普請
林で木を切り、車で木出しをする

九月二七日

屋根修理、地走りをする（地上での補助作業）

九月二八日

屋根葺ふきの地走り
午後は煙草畑の草むしり

九月二七（二九）日

末さんと俵編み、夜は縄ないの夜なべ仕事

煙草収納
縄ない、畑の草むしり