十二月一日
谷中の山に木マゼ
(枝木を切り束ねること)
山でお昼
十二月二日,三日
十二月二日
末さん宅のわらコギリ、
夜は夜警当番
十二月三日
秋日待(収穫祝い)で休日
十二月四日,五日
十二月四日
わらコギリ
厩肥を置く場所をうなう
木の葉さらい
十二月五日
末さんの家の木の葉さらい
十二月六日,七日,八日
十二月六日
一人でわらコギリ
午後は山(林)で木の葉さらい
十二月七日
頼まれて末さんらと
弥五郎山へ
十二月八日
末さんと我が家の林の
木の葉さらい
十二月九日,十日,十一日,十二日
十二月九日
夜、仲人が来て縁談が
決まった、
初めて酒を飲んだ
十二月十日
山刈りをして
木の葉さらい
十二月十一日
休む間もなく
木の葉さらい
十二月十二日
今日も懸命に
木の葉さらい
十二月十三日,十四日,十五日,十六日
十二月十三日
思わず鍬鎌止め
結婚の準備のため父母は宇都宮へ買い物に
十二月十四日
鎮守様の古拝殿の修繕
家では畳替え
十二月十五日
谷中の山から木を運ぶ
結婚が決まると
色々忙しい
十二月十六日
障子はりや紙はり、
まるで経師屋だ
夜は二十三夜様
十二月十七日,十八日,十九日,二十日
十二月十七日
薪山
(山林で薪を取るための
諸々の作業のこと)
十二月十八日
薪山
十二月十九日
薪山
十二月二十日
結婚式前日
大勢集まって御馳走など準備、初めて理髪店に行く
初めて理髪店に行く
十二月二十一日,二十二日,二十三日,二十四日
十二月二十一日
媒酌人と大槻まで
新婦を迎えに
夜は盛大な宴会
十二月二十二日
午後は親戚、組内にあいさつ回り
妻の名はキイという
十二月二十三日
披露宴の余勢にぎやかに
夜は近所の人、
料理人などで酒宴
一二月二四日
薪山
十二月二十五日,二十六日
十二月二十五日
薪山、だが仕事は木マゼ
十二月二十六日
大勢で木マゼ
十二月二十七日,二十八日
十二月二十七日
キイ(新婦)と二人で煙草のし
十二月二十八日
薪山 薪割り、父の見事さに感心
十二月二十九日,三十日
十二月二十九日
煙草のし
十二月三十日
薪山に行き薪割り
旧一二月八日コトジマイ、赤飯五杯食べる
十二月三十一日
キイと厩肥出し
最後の庚申様
我が家が当番、大にぎわい