足利義輝書状(義輝公御書)

(天文二四)(一五五五)年
差出 足利義輝
宛所 近衛稙家

将軍・足利義輝が将軍家の通字「義」を足利義氏に与えることを了承し、近衛稙家に伝言を依頼した。


足利義輝書状
釈文

左馬頭息字所望之由、承候条、進之候、
此等之趣、宜被仰伝候、恐惶謹言、
 十月十六(天文二四年)日  義輝(足利)(花押)
 近衛(稙家)殿

読み下し文

左馬頭の息字所望の由、
承り候条、これを進らせ候、これらの趣、
宜しく仰せ伝えらるべく候、恐惶謹言、